こんにちは。咲音(@jiyuukosodate)です。
不妊治療を開始してから夫の精子運動率が極端に低く、自然妊娠は困難であることがわかりました。
泌尿器科を受診すると、左右共にグレード3の精索静脈瘤があることが判明。
それでも自然妊娠を期待しましたが、結局約2年後顕微受精に挑戦。
1回目の移植で長男を出産、4回目の移植で長女を死産、その後5回目の移植で流産。
移植も繰り返すようになり、夫の精子を改善させるため、精索静脈瘤の手術を考えるようになりました。
しかし、夫が手術のできる病院を受診すると精子運動率が大幅に改善していたのです!
4年前はいくら検査しても検査結果は変わらず。
この4年間で夫が努力していたことを紹介します。
夫の精子運動率は17%!自然妊娠は困難
不妊治療院で一通りの検査を終えた後、精液検査をすることになりました。
渋っていた夫を説得し、何度か精液検査を行いましたが、何度しても夫の精子運動率は約17%。
男性不妊と診断されました。
ここから自然妊娠にたどり着くには、300kmの道中を徒歩で移動するようなものと主治医に言われました。
つまり、「自然妊娠は無理」。
体外受精の適応とのことで、即座に勧められました。
精子運動率の低下は精巣静脈瘤の可能性が高い、手術適応だった
夫の精子運動率の低下の原因を探るべく、泌尿器科を受診しました。
診断は「精巣静脈瘤」。
血液の逆流を防ぐ弁が壊れ、精巣の温度が上昇しやすくなっているとのことでした。
精巣の温度が高くなると、元気な精子が減り、DNA損傷が多くなってしまいます。
夫の場合、筋肉質で週6日で格闘技などの運動を行っていました。
格闘技は股を絞める動作も多く、筋肉量も多かったので血管を圧迫していたのではないかと推測しました。
男性不妊の原因は精索静脈瘤であり、保険適応の高位結紮術を行って無精子になった症例もいるとのことで断念しました。
結局、体外受精に進み第1子を出産しましたが、第2子を死産した後の体外受精の治療が辛く、気持ちが折れそうでした。
そこで再度、夫は侵襲の少ない低位結紮術を行っている病院を受診し、精液検査を行いました。
精子の状態が悪いと異常胚も増えてしまうので、精子の状態が改善することは必須。
精索静脈瘤の状態を触診と超音波エコーで確認し、精液検査も受けました。
超音波エコーでは右の精巣静脈瘤は大したことなく、左の精索静脈瘤が手術適応と判断されました。
精巣静脈瘤のグレードは3で、一番ひどいものでした。
そして、左側の精巣は手術適応でした。
4年で精子運動率が18%→49.5%に改善!努力した内容は?
左側の精巣は手術適応であったにも関わらず、なんと精液検査では運動率49.5%(WHO基準50%)、高速直進運動精子9.3% (WHO基準25%)、SMI90と大幅に数値が改善していました。
そして、自然妊娠も期待できる数値と判断されました。
まさか運動率がこんなに改善するなんて!
原因を考えてみると、
- 食べ物は添加物を極力使っていないものを摂取
- プロテインとビタミン剤を摂取
- 毎日格闘技三昧だったのが2週間に1回ぐらいの頻度に減少
- 精索静脈瘤を気にして1年ぐらいパンツを履いていない
私は筋肉が血管を圧迫して、静脈瘤になるのではないかと予想していたので、運動のしすぎが1番の要因だったのではないかと考えています。
そしてパンツを履かなかったことで、精巣を温めなかったことが良かったのではないかと思っています。
4年前何度検査しても運動率が18%ぐらいだったのに、49.5%に改善したのは奇跡的です。
まとめ
男性不妊にて体外受精でないと妊娠できないと判断されました。
精索静脈瘤は精子のDNA損傷に影響を与えるかもしれません。
すると精子運動率が4年前17%だったのが49.5%に改善。
4年間の中で、添加物を含む食品をあまり接種せず、プロテインとビタミン剤を飲み、毎日格闘技三昧だったのが2週間に1回ぐらいの頻度になり、筋肉量が減少しました。
夫なりにパンツを履かずに過ごし、精巣を温めないように努力していました。
結局、再度体外受精の採卵にチャレンジし、移植後妊娠できたので精巣静脈瘤の手術はしませんでした。
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