こんにちは。咲音(@jiyuukosodate)です。
妊娠37週4日、新しい家族を迎える準備も万端。
赤ちゃんグッズも買い揃え、あとは出産を待つばかりの日々でした。
ところが、思いもよらず死産となり、天国から地獄へ。
救急搬送された総合病院で分娩となりました。
深い悲しみの中、出産の痛みに耐えなければなりません。
この経験を記事にすることで、流産や死産を経験した方と共感できることがあれば幸いです。
出血だけでは死産の原因がわからない
救急車で総合病院に運ばれ、すぐエコーをしましたが、赤ちゃんの心拍は無くなっていました。
深夜だったため、医師から「残念ながら心拍は確認できません。今は夜なので、明日の朝陣痛促進剤を入れて出産しましょう。」と言われました。
そして、「なぜ出血しているかは、産んでみないとわかりません。産んでもわからないこともあります。」と説明されました。
その他、陣痛促進剤を使用する同意書や産科医療保障制度、入院手続きなど諸々の書類にサインしました。
あと少しで会える。
幸せな未来を思い浮かべていたのに、一瞬で地獄に突き落とされた感覚。
でも、まだ赤ちゃんはお腹の中にいるし、もしかしたら産んだら生きてるかもしれない。
そんな奇跡を期待し、朝まで一睡もできませんでした。
息子を義両親に預け、病室で夫と2人泣いて過ごしました。
幸い、出血は止まりつつあったので、トイレには点滴棒を押しながら行くことができました。
内服薬にて陣痛促進、その前からわずかに陣痛あり
朝8時、
陣痛促進剤を内服する前にやや定期的な痛みが襲ってきていたので、陣痛は開始していたと思います。
朝10時頃、総合病院の体制が整った時に陣痛促進剤を飲んで分娩を開始しました。
耐えられない痛みに叫びまくり、ナースコールを押しまくりました。
看護師さんには「痛みに弱いですか?、まだ4cmしか子宮口開いていませんよ」と言われる始末。
痛いものは痛い。
叫びながら耐えること4時間半。
かわいい、かわいい赤ちゃんが産まれました。
産声のないお産。
誰一人として誕生を祝う言葉は発しません。
周りも含め、とても静かな分娩室でした。
出産後、赤ちゃんとは離れ離れに
赤ちゃんはとても静かに産まれ、私の胸に抱かれました。
とても小さくて、可愛い子。
「ごめんね、ごめんね」赤ちゃんを抱きながらその言葉が自然と出てきました。
夫が呼ばれ、胎盤の説明を受けいる間、赤ちゃんは私から離れて連れていかれてしまいました。
とても僅かな時間でした。
残念ながら期待していた奇跡は起こりませんでした。
コメント