【死産後の仕事復帰】死産後の心と身体の変化と勇気がいる仕事復帰

死産後の心の変化と仕事復帰 臨月での死産と稽留流産

こんにちは。咲音(@jiyuukosodate)です。

出産は奇跡。

この言葉を実感しています。

深い悲しみが長く続き、死産を経験することで、強く「死」を意識して生活するようになりました。

また、産後休暇は2カ月しかなく、仕事復帰して生活も変化しました。

間違いなく、死産後の産後休暇中は辛く、苦しいに違いありません。

死産後の心の変化と仕事復帰について、私の場合を記録しておきたいと思います。


死産後の心の変化

悲しい

死産して火葬し、手元に小さな骨壺だけ残り、赤ちゃんがいないという現実。

入院中は夢のようでしたが、赤ちゃんを抱くこともできたし、今思えば現実を上手く受け止めていなかったように感じます。

退院後は日に日に赤ちゃんがいないことが現実味を帯びてきました。

息子は2歳0カ月、引きこもっていると、外に行きたくて行きたくて仕方がないようでした。

息子と公園に行くと赤ちゃん連れのママを見てとても胸が締め付けられ、涙が溢れてきました。

また、兄妹で仲良く遊ぶ子ども達を見るとそれもまた辛かった。

なるべく、人がいない時間帯を狙って息子と公園に行きました。

今思うと、息子がいたことで外に出ることができ、引きこもらなかったと思います。

今隣にいる息子も死産前はいるのが当たり前のように、雑に接していたような気がします。

明日抱きしめられないかもしれない、やれることは先延ばしにせずにしよう。

仕事優先だった今までを反省し、家族と過ごせる時間を大切にしよう。

やりたいことを我慢してまで節約をせずに、お金を使おう。

息子ができないことに目を向けるのではなく、元気で好きなことをしている姿に幸せを感じるようになりました。

息子に対しては怒ることが少なくなりました。

また、家族で過ごせる時間に幸せを感じるようにもなりました。

今日ある日常は当たり前ではなく、いつか消えてしまうかもしれない。

そんなことを思いながら、生きています。

我が子を失ったことで、日常の幸せを身近に感じるようになったのは大きな変化です。

死産後の身体の状態

身体も大きく変化しました。

母乳が出ても飲んでもらう相手がいない。

カバサールを飲んでやっと止まった母乳。

お腹周りはお肉がしっかりつきました。

産後の抜け毛はもちろん、白髪も沢山に。

明らかに途中から白くなってきたものや、抜け毛の後から白くなったものが目立つように。

身体は全身に水疱が出て、頭皮にもできものが…

ハゲもいくつかできています。

身体も心もボロボロだけど、日常に幸せを感じる不思議な状態です。

仕事を退職するか復帰するか、産後休暇は短すぎる

産後の休暇は2ヶ月。

産休入りする時に思いっきり復帰する気満々で挨拶したものの、死産になってしまいました。

到底今までの職場に復帰する気にはなりませんでした。

しかし、夫は不安定な自営業、不妊治療にもお金がかかる状況。

本当は退職したかった。

産後1カ月半で上司と面談し、部署異動してもらい、有給をつかわせてもらいながら、産後2カ月半で一度復帰することにしました。

何より精神状況が悪い私とずっと一緒にいなければならない息子に申し訳ない。

働けば保育園に預けて色んな人と遊べる。

上司もずっと家にいることで社会復帰できなくなることや、金銭的負担が大きい不妊治療のことなどを心配してくれました。

部署異動すれば、同じ法人内でも殆ど知らない人ばかりなので、何か聞かれることもなければ、腫れ物に触るような扱いも受けないだろうとの配慮でした。

面談では自分の意見をまとめられず、ただただ支離滅裂な言動を繰り返し、泣いていました。

夫がサラリーマンだったら確実に退職していました。

アパートで出血したので、夫の職場の近くの家賃の高いところに引っ越しも決め、働かざるを得ない状況。

仕事復帰は非常に勇気がいる決断でした。

新しい職場はかなりストレスでした。

自分がとても暗くて、仕事中に涙は出てくるわ、人に気を遣わなくてはならないわ、結構容赦なく仕事は振られるわ、苦痛で苦痛で仕方がありませんでした。

精神科受診も真剣に考えましたが、住宅ローンが組めなくなる、薬は嫌とか色々考えて見送りました。

お金のために働かないと生活できないけれど、精神的苦痛は非常に大きかったです。

本当に生きてるのは辛い、自分の存在意義が見出せない、そんな地獄の日々。

私の気持ちを吐き出せるのは夫だけでした。

死産後の場合は産後休暇2か月はキツすぎます。

精神面を考えてもせめて6ヵ月ぐらいは必要な気がします。

まとめ

死産後、退院してから日に日に赤ちゃんがいないことを実感しました。

息子がいたことで外に出る機会があり、引きこもらずに済みました。

しかし、公園などで赤ちゃん連れや兄妹をみると、とても辛かったです。

深い悲しみが続いた後、「死」を意識して行動するようになりました。

人生において「時間」を大切するようになりました。

人と比べても意味ないですが、どうしても比べてしまいます。

心の傷はまだまだ癒そうになく、10カ月経った今もまだまだ受け止められません。

死産後の仕事復帰しましたが、ストレスが凄かったです。

しかし、結果的に仕事復帰することで気が紛れました。

私は仕事復帰して良かったです。

しかし、産後休暇2カ月は短すぎます。

今後死産した場合の産後休暇の改正が行われることを願います。

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