こんにちは。咲音(@jiyuukosodate)です。
私にとっての第2子は死産となりました。
その時通っていた産院は、第1子を出産した個人病院でした。
その個人病院は、医師1人、美味しい料理にエステ、部屋も個室で母子別室。
今となると安全を一番重視せず、サービスを重視したことがとても悔やまれます。
出産に絶対はない。
死産経験者が一人でも減り、赤ちゃんが元気に産まれてくるために、是非妊婦さんには、安全と安心を重視して産院選びをして欲しいと思います。
NICUがある総合病院が安心、医師が複数常勤している産院がお勧め
ママと赤ちゃんの安全のためには、設備が整った総合病院を選ぶのが一番安全です。
総合病院はご飯もあまり美味しいとは言えず、エステもなし、場合によっては大部屋となることもあるでしょう。
しかし、複数の医師がいて、様々な妊婦さんを診ているため、非常に経験豊富な医師がいるはず。
もちろん研修医も多いものの、研修医の方が親身になり、勉強しながら診察してくれるので、私は大歓迎です。
必ず指導医がつきますしね。
何より、NICUがあり、何かあった時に他の科との連携が早い。
個人病院では特に医師1人だと、緊急時に判断が遅れたり、母体や赤ちゃんの状態によっては、救急車を呼び搬送するしか手段がなく、ただ時間が過ぎていくことになります。
私の場合、まず産院についた時には赤ちゃんの心拍はあり、総合病院へ救急搬送されているうちに心拍が停止してしまいました。
出血量を電話で伝え、産院に到着後は助産師さんがエコーやNSTをとろうとし、すぐに主治医が来ることはありませんでした。
大量に出血しているにも関わらず、助産師さんが「37週じゃあまだ早いですもんね」なんて呑気に話して出血を確認していたのが忘れられません。
電話で出血量を伝えた時点で救急車を呼ぶことを勧められ、緊急帝王切開をしていたら、赤ちゃんは助かったかもしれない、戸籍に名前を残せたかもしれない。
こんな事を考えることもあります。
第3子を妊娠した時に「何人目?」と聞かれることが多く、戸籍に残せたら堂々と3人目って言えますもんね。
しかし、総合病院が一番安全と思いつつ、第3子の出産は総合病院を選びませんでした。
理由は、第2子の記憶がフラッシュバックしそうなため、新型コロナウイルスが流行し総合病院でのクラスターが心配、外来助産師が知り合いのため、受診曜日の休みの調整が難しいための4点です。
その代わり、個人病院選びはとても慎重に行いました。
救急病院での勤務経験があること、複数の医師が常勤していること、この2点は絶対に条件から外さないようにしました。
医師の経歴、特に救急病院での勤務経験があるか確認しよう!
第2子妊娠時の主治医は救急病院での勤務経験はなし。
出血時も何故出血しているのか、見当がつかない様子でした。
常位胎盤早期剥離を疑っていたものの、私自身に腹痛やお腹の張りがなかったため、首をかしげていました。
総合病院へ到着すると、総合病院の医師から説明されたのは、産んでみないと原因はわからない、臍の緒や胎盤に異常がある場合もあるし、わからない場合もあるとのこと。
実際に出産してみると臍帯の卵膜付着、胎盤の辺縁付着でした。
破水と同時に臍の緒が切れ、出血してしまったのです。
異常分娩に関しては救急搬送された後は救急病院での対応となり、結局個人病院の医師は原因がわからないまま。
紹介状などでやり取りして、何故このようなことが起きたのか連携していてくれればいいのですが。
実際のところ連携してるかはわかりませんが、連携があれば、医師の診断能力も向上し私のような経験をする妊婦さんが減るのにな。
第3子を出産した時の主治医は、第2子出産時の状況を話すと「前置血管」と判断していました。
胎盤が低置であったり、胎児の大きさが小さくなければ判断できないこともあると思うと言われました。
第2子の主治医は、妊娠中期に出血した際に、胎児の様子のみの確認で済ませようとしたことやカラードップラを実施していなかったことから、妊婦検診は結構アバウトだったと思います。
第3子を出産した時の主治医は、急性期病院での勤務経験があり、胎児の状態はもちろん、臍の緒や胎盤のチェック、遺伝子検査などの案内・説明など診察も非常に丁寧でした。
産院によってこんなにも診察が違うのか!と驚きました。
第2子の出産時の産院選びは確実に失敗しました。
主治医が多職種と連携しているか
第2子妊娠中期に何度か出血し、産院を受診しました。
出血で受診した際に受付に連絡して受診したのですが、主治医と受付の連絡はとれておらず、主治医は普通の妊婦健診で受診したと思っている様子。
こちらから出血していることを説明したものの、主治医は特に経腟エコーをしませんでした。
2回目に出血した際に、流石に心配であることを伝えると、面倒そうにしぶしぶ経腟エコーを行い、特にカラードップラもすることもなく、ついた診断は「びらん」でした。
今後出血しても様子をみてOKとのこと。
この時に診断され、帝王切開を選択できたら、命は助かった可能性がとても高い。
悔やんでも悔やみきれません。
一方第3子妊娠時、妊娠中期に破水したと思い、産院に連絡して受診すると、主治医は何故受診したのか把握しており、診察も1番に呼んでくれました。
こういった判断能力が高いことも何が起きるかわからない出産の現場では重要!
もちろん、胎児の状態に加え、経腟エコーも行ってくれました。
普段の健診でも、第2子の主治医は妊娠初期、無料分に含まれている時、36週以外は全て経腹エコー、第3子の主治医は定期的に経腟エコーで子宮頚管の長さなどを確認していました。
第2子破水時も助産師がエコーで心拍を確認できず、NSTがとれないにも関わらず、主治医を呼ぶまでに時間がかかり、主治医と受付、助産師との関係性の溝がみてとれました。
挙句の果てに主治医に「産むだけならここでも産めます」と言われ、健診をこなすこと、分娩の取扱数を増やす事、睡眠をとることに必死なんだなという感じ。
働くスタッフが主治医にに気を使い過ぎているか、主治医が多職種と連携が取れているか、これはとても重要なポイントだと思います。
経営もお金が重要。
利益を出すために必死、安全性は二の次の方針である産院を選んでしまったようです。
主治医が納得するまで説明してくれるか
第2子の主治医の診察時間は3分程度、胎児の状態のみ確認の診察。
遺伝子異常などの説明などなし。
主治医と話すのは2言程。
第3子の主治医の診察時間は10分程度、臍帯や胎盤、子宮頸管長の測定の診察。
遺伝子検査の案内、説明、妊婦の不安がないか確認し、質問内容にはガイドラインに沿って説明してくれました。
その分予約時間に行っても1時間は待ちましたが、やはり安心感がありました。
主治医を信頼できるかどうか。
悪い結果が許されない世界では、何かあった時に自分の中での納得する材料になります。
そもそも、信頼できる医師は見落としなどしないと思いますが…
まとめ
第2子を死産するまで通院していた個人病院では医師1人、緊急時電話して受診しても、主治医が多職種との連携が不十分で状況を把握しておらず、エコーも経腹エコー中心で胎児の確認のみ、診察も3分。
サービスは美味しい料理にエステ、部屋も個室で母子別室。
サービスにつられて産院を選択したために赤ちゃんは亡くなってしまった可能性が高い。
ママと赤ちゃんの命を守るには、
1.NICUがあり設備の整った総合病院
2.複数の医師が常勤している
3.個人病院を選択するなら、主治医に救急病院での勤務経験がある
4.多職種が主治医に気を使い過ぎておらず、連携している
5.リスクも含めて診察時に納得いくまで説明がある
最低限、この5点は気にした方がいいと思います。
ママと赤ちゃんの命は産院選びと、主治医の診断能力、判断能力にかかっています。
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