こんにちは。咲音(@jiyuukosodate)です。
顕微授精にチャレンジ、凍結胚移植1回目で無事妊娠することができました。
その後は筋緊張性筋ジストロフィーの母を持つ私の発症前遺伝子検査を行い陰性。
顕微授精だったので、無事に成長しているのか心配でしたが、赤ちゃんの経過も順調。
あとは出産を待つのみ。
色々な出来事を経験した後の出産時の体験をまとめました。
お風呂場で前期破水!
39週3日。
21時入浴中、シャーと生暖かいものが流れる感覚が。
おしっこ漏らしたかなと思ったのですが、どんどんでてくるので、破水だ!と気づきました。
産院に電話すると、入院セットを持って来てくださいとのこと。
仕事中の夫に電話して、タオルを股に挟んで、車に荷物を積み込んで夫を待ちました。
産院では抗生剤を注射して、部屋で休むことに。
陣痛が来るまで時間がかかることもあり、いつ来るかわからないとこと。
24時間経っても陣痛がこなければ、陣痛促進剤を入れることになりました。
陣痛開始、耐えられない痛みに絶叫!
前期破水から3時間後、日付が変わり陣痛が。
最初は弱い痛みだったのが、1時間もすると耐えられない痛みに。
あまりにも痛くて病室で叫びまくりナースコールを連打。
助産師さんが部屋に訪問してくれるものの、子宮口は1㎝程度しか開いていなく耐えるしかない状態。
隣で寝ていた夫は仕事の疲れもありウトウト、どうしていいかわからないのでスマホを触りながら適当に背中をさすってきます。
夫は見当違いなところばかりさするので、それにまたイライラ。
やっと子宮口が4㎝になった時に歩いて陣痛室に移動しました。
移動の最中にも襲ってくる痛み。
助産師さんが肛門の近くをグッと抑えてくれました。
この時、痛みがサーっと引いたのを忘れられません。
流石、出産現場を何回も経験している助産師さんです。
陣痛室に移動!いきみ逃しって何?
陣痛開始から3時間後に陣痛室に移動したものの、いきみまくり。
母親教室でいきみ逃しを習ったものの、そのんなことできるか!っていうぐらい叫んで力を入れていました。
お産の経過にもよりますが、多くは陣痛が始まって子宮口が7~8センチほど開き、赤ちゃんの頭が下りてくる頃に便意を催すような感覚になります。その際に「いきみたい」という感覚になるのですが、子宮口が全開大(10センチ)になるまではいきむのを我慢して逃していくことが望ましいです。
その段階でいきみを続けてしまうと、産道(子宮頸管や腟)がむくんだり、傷ついてしまう可能性があります。また、赤ちゃんに余計なストレスがかかり、お産が長くなるリスクもあります。
マイナビウーマン子育て 出産の不安や悩み 【助産師解説】いきみ逃しとは?行う理由と逃し方のコツ6つ より引用
あまりにいきみすぎると、血管が切れて、脳出血などのリスクもあるようです。
実際の現場ではわかっていてもできないものですね…
夫もスマホを持って叫び続ける私を横目にウトウト。
私がマッサージを要求すると、またまた見当違いのところを押すので「違う!」と余計イライラ、この繰り返しでした。
後で夫には痛すぎて目がいってたと言われました💦
待ちに待った出産!感動のカンガルーケア
分娩台に上がってから、いきみすぎて弱っていた私は酸素マスクをつけられ、その後30分で赤ちゃんは出てきてくれました。
赤ちゃんは生まれてすぐに大きな声で泣き、その声を聞いてとてもホッとしました。
夫が仕事に行く時間の1時間前に赤ちゃんが出てきてくれたので最後まで立ち会うことができ、子どもって空気を読むんだなぁと感動。
時間にして6時間半、初産にしては早く、次の子はすぐ出てくるから気をつけてねと助産師さんに言われました。
産まれたての赤ちゃんを胸に抱くことができたのですが、私はぐったり。
体重3330g、身長51㎝の男の子でした。
後産はあまり痛みなくスルッと胎盤がでてきました。
その後の会陰切開の縫合が痛かったです。
あまりによく泣くので、「元気な子だね」と先生は苦笑い。
へその緒は夫が切って、写真をパシャリ。
赤ちゃんはきれいにしてもらい、カンガルーケアもさせてもらいました。
「カンガルーケア」とは、生まれたばかりの裸のままの赤ちゃんを母親(父親)の乳房の間に抱いて直接、肌を合わせて体温を感じる時間をつくる保育法です。お母さんが、大切な我が子を包み込むように抱く姿が、お腹の袋で子育てするカンガルーを連想させるため、この名がつきました。
旭川医科大学病院 産婦人科学講座 より引用
初めておっぱいを吸ってくれた瞬間は幸せで幸せで、こんな幸せがあるんだととても感動した瞬間でした。
産院でのカンガルーケアの時間は20分あったかないかぐらいの時間でしたが、2時間近く時間をとってくれる産院もあるようです。
しかし、カンガルーケアによる事故も報告されています。
カンガルーケアの最中に赤ちゃんが低体温症になり、呼吸が止まったりけいれんを起こす事故が起きているようです。
今回はカンガルーケアでの事故を知らないが故に幸せな時間を過ごすことができ、間違いなく出産時の一番の思い出になったのですが、このような事故が起きていることも頭に入れて慎重に選択していきたいものです。
産後に2回の意識消失、1日ベッド安静
産後は出血量も多くて分娩台から起き上がって歩くことができず、車いすで病室に移動しました。
そして、トイレに助産師さんと共に行ったときに意識消失。
その後すぐに意識は戻りましたが、トイレに行く時はナースコールを押すことになりました。
その後2時間ほどで再度トイレへ行こうとナースコールを押すと、自分で行けるところまで行ってくださいとのこと。
申し送りミスかなと思い、自分で立ち上がって何とかトイレへ。
そして産褥ショーツを下ろして気分が悪くなり、ナースコールを押しました。
気がつくと沢山の助産師さんが産褥ショーツを下ろしたまま座っている私の前に。
どうやら、ナースコールを押した直後に意識消失したようでした。
ナースコールを押した後で本当によかった!!
数人に担がれてベッドに戻り、尿バルーンを入れ、1日ベッド安静となりました。
翌日、尿バルーンを抜き、やっとトイレに行けるようになりました。
しかし、会陰切開が痛く、出産時に「バキッ」っと音がし、尾骨が骨折したのか、お尻が痛くて1ヶ月は普通に座ることができず。
産後も痛みに苦しみました。
まとめ
私の初産は前期破水から始まり、陣痛はその3時間後から始まりました。
陣痛は肛門近くを押してもらうことで少し楽になりましたが、いきみ逃しは全くできませんでした。
旦那さんが出産時のマッサージを予習してくれていると、奥さんはとても助かると思います。
産前産後の恨みは一生もんですから。
初産にしては早く、陣痛開始から6時間半後に出産。
カンガルーケアの時間が一番幸せな時間でしたが、カンガルーケアで赤ちゃんが低体温症になるリスクもあり、リスクを知って選択するといいと思います。
産後は出血量が多く、意識消失をしました。
産後の会陰切開と尾骨の骨折は1カ月程度続き、まともに座れませんでした。
産後は壮絶な出産で体もボロボロ、睡眠もとれずに大変、多くのママが周りのサポートを受けられますように。
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